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土岐千尋 木漆工芸展

2017.09.29
こんにちは! 美ゅう子です^^
今週は木が大好きな皆様にぜひ見ていただきたい木漆工芸の土岐千尋展を開催中です。

土岐先生は1948年宮城県生まれ、1971年武蔵野美術大学産業デザイン科を卒業後グラフィックデザイナーを経て、1974年に木工芸における初の人間国宝になられた黒田辰秋先生の内弟子になられました。

黒田先生といえば漆芸制作の分業制に疑問を抱き、作家として一貫制作を志し、20代で柳宗悦、河井寛次郎らと出会い民芸運動に共鳴した作家です。
その作風はきわめて独創的で、造形力に富んだものでした。

まずは木の美しさをご覧ください。



№24 「花梨肩彫小箱」

作品名の初めは材料を表しますので、こちらは花梨(かりん)です。
割れや変形を防ぐために6~7年乾燥させたものを使い、くりぬいて造形し、採取したままの生漆を塗っては拭く「拭漆」の工程を20数回、その間に6回は研ぎだします。
すると木目が際立ち、このような深い艶が生まれるそうです。



№8「栃六角襞流箱」

先生の作品の特徴として、独創的な造形があります。
特に何かをイメージするのではなく、先生が作りたい形を造形していきます。
さらに今回は蓋のあわせが難しい六角形、八角形に初めてチャレンジされています。



№49「梻細長角台」

こちらは野球のバットに使用される梻(タモ)を材料にしています。
組み立て式のテーブルに見えますが、角の稜線を生かした研ぎ方をした、一つの材料からくりぬいた作品です。
先生の作品のほとんどが刳物(くりもの)なんです!
それもすべて、実用でお使いいただける工芸品です。


№31「マーブルウッド稜線取手盛器」
とても複雑な、花柄のようにも見えるこちらの木目の木は南米産樹木のコブ部分だそうです。

他にもレースウッド(プラタナス)、楡(ニレ)、欅(けやき)、楓、チェリーなどを使用した作品の数々...まるで木の博物館に来たようです。

そろそろ秋を感じられる季節になりました。
紅葉を楽しむ前にぜひ木の美しさ、あたたかみ、そしてその更なる可能性をぜひご覧いただきたいと思います。
皆様のご来廊おまちしております。

土岐千尋 木漆工芸展

2017年9月27日(水)→10月3日(火)
※最終日は午後4時に閉会

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横浜店7階 美術画廊
直通電話 045-313-7898

オンラインストアも参加してます♪
http://www.takashimaya.co.jp/shopping/sportshobby/0800001050/

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