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<高島屋美術部創設110年記念> 襲名記念 十一代 大樋長左衛門展

2017.10.27
みなさんこんにちは! 美ゅう子です♪

台風が来るなどしておりますが、晴れればすっかり秋空の今日この頃

皆様はいかがお過ごしでしょうか?

秋といえば、もちろん芸術の秋ですよね。

注目の美術展が目白押しの中、横浜高島屋では11代大樋長左衛門先生の

襲名記念展を開催中です(^^)

さっそく、その伝統と革新の作品を紹介させていただきます。

 

 


 №142 「大樋飴釉窯変聖茶盌」


このかたち、斬新ですよね。実はこのお茶盌は初代考案のオリジナルを

代々の長左衛門さんが制作している形なんです。

その初代は、今から350年ほど前に加賀100万石の前田家から招かれて

千利休の曾孫である千仙叟居士と京都からやって来た楽茶碗の始祖楽家の

高弟です。

ということは、なんと江戸時代のデザインなんです❕

そしてこのお茶盌は聖(ひじり)茶盌と呼ばれています。

かたちが宮司の帽子に似ているからともいわれていて、まさしく聖なる

(St.=Saint)お茶盌です。

当代の聖茶盌は大樋焼の代名詞ともいえる飴釉に違う景色が入っているのが

特徴です。

 

 
№ 5「大樋窯変蝦摘手付水指」

 

まずはその色にビックリです。

お茶道具は、どちらかといえば落ち着いて…というイメージがある中で

 

さらに、その蓋についているエビにまたビックリな作品です

赤に緑にそして光っている….

今回の襲名記念展の中で目立っているのがこの色彩。

大樋焼といえば飴釉なのに対し、こちらは銅を入れているそうです。

どうなっているのかは、作品をじっくりとご覧いただければと思います(^^)

 

そしてエビ。これは川海老ですが、ザリガニではありません。

実はこの川海老のモチーフ、さきほども登場した初代長左衛門さんが

京都から一緒に来られた千仙叟居士と、金沢での27年間を過ごした後、

仙叟居士が京都に帰る際に川にいたエビということだそうで

思い出のモチーフだったんです。

 

 

№3 「大樋飴釉渦文水指」

 

そして初代からよく使われているモチーフが「渦文(うずもん)」です。

千仙叟居士が好んでいたという事ですが、これは水のうずというシンプルな

理由だけではないんです。なんでも古代から都市は渦巻模様をベースに

計画されていたとか…。

それは、すべて神に守られていることに繋がっているそうです。

ってことは日本人にとって実はとてもスピリチュアルなモチーフだったんですね。

 

ほかにも理由はたくさんあるので、ぜひ渦文を引継がれている大樋先生に

聞いてみてください。

 

作品を見ているだけでビックリしたと思ったら、そこに伝統と革新、そして日本人

の精神まで鑑賞できるなんて、今年の芸術の秋は盛りだくさん。

さらに、襲名された大樋先生に会うとまた発見の連続。

ぜひ、美術画廊まで足をお運びくださいませ。


 
高島屋美術部創設110年記念

襲名記念 十一代 大樋長左衛門展


10月25日・水→31・火
※最終日は午後4時閉場
 
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横浜店7階 美術画廊
直通電話 045-313-7898

オンラインストアも参加してます♪
http://www.takashimaya.co.jp/shopping/sportshobby/0800001050/

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