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錦山窯 新年のしつらえ展

2017.12.21
こんにちは!美ゅう子です♪
12月もはや下旬、クリスマスそして迎春の飾りで街の風景がすっかり年末ムードになってきましたね。
忘年会やクリスマスパーティーと皆様もお忙しいことと思います。
今年は“おうちでパーティー”とか“おうちでおせち”など、そんな楽しみ方をされる方も多いのではないでしょうか。その時にもしかして仲間に入れてもらえたらきっと盛り上がれる作品を今週はご紹介させていただきます。

横浜高島屋では初めてご紹介させていただく「錦山窯(きんざんがま)」。
こちらは石川県九谷が育んできたさまざまな技法を受け継ぎ、中でも金彩の技法を得意として110年もの間窯の火を絶やさず作陶を続けている窯です。
人間国宝の吉田美統先生と、伝統工芸展、陶美展を中心に活躍されている吉田幸央先生がこの窯で制作されていらっしゃいます。


では作品を紹介させていただきます。
今週は“新年のしつらえ”をテーマに展示させていただいています。
それぞれの作品は漆の赤を思わせる濃密な赤で、見る側の気持ちを引き込んでいく感じです。
他に白磁の白、深みのある金(金彩で使用する金粉は錦山窯で自家生産されています)の作品とがコーディネートされて華やかさが増していきます。



次はドリンクやお料理を入れたら素敵な器たちです。センスよくコーディネートされた作品を見ていると、家族や仲間といった親しい人たちとこのハッピーな気分をシェアしたくなります。


(左)S17 白盛唐草文平盃 大 (右)S15 白盛唐草文平盃 小
この作品をよく見ると、白磁に白で唐草模様が描かれているんです。これは「白盛(しろもり)」といって白絵具を凸状に盛り上げる上絵付の技法で、九谷ならではの淡く灰色に帯びた素地に浮かぶ何とも品のいい装飾になっています。


A4 華鶏夢譚 胡蝶
今までの九谷焼の伝統技法と意匠をひとつひとつのピースに詰め込んで、違う造形の組み合わせによって“伝統工芸”と“現代”の関係性から新しい豊かな気分が生まれることを期待して作られているのが「華鶏夢譚」シリーズです。海外でも好評を得て、来年1月にはパリで展示されるそうです。


(左)R8<吉田るみこ>ポロポーロ (右)R5<吉田るみこ>ツホガレーパス
九谷焼とは思えないほどの自由な色彩と造形の作品。こちらは吉田幸央先生の奥様、るみこ先生の作品です。たくさんの色を使いながらもゴールドが全体にベールのようにかかっているため、柔らかな光に溶け込むような印象になっています。


(左)Y16 <吉田幸央>彩色金彩角鉢 (右)Y17 <吉田幸央>彩色金彩角鉢
先ほどご紹介してきた濃密な世界観とは違う吉田幸央先生の作品です。透明感のある淡い色彩が重なりあって、水彩画を思わせ得る作品です。筆で薄く溶かした絵具を塗り分けていらっしゃるんです。そこに幾何学紋様を金で描かれているので、さらに違う世界観が広がっていきます。マスの中の色も一つずつ下地の色から変えられているので見るたびに新鮮な印象を受けます。


M13<吉田美統>釉裏金彩牡丹唐草瑞鳥文飾皿
人間国宝吉田美統先生の作品です。新緑を思わせる緑に柔らかな金箔の花鳥が舞う優雅な作品です。九谷の伝統の中に吉田美統先生だけにしか出来ない表現をぜひお近くでご覧ください。

いかがでしたでしょうか。作品の一部しかご紹介出来ないのがとても残念なほど、現代から未来へ向かう九谷焼、錦山窯の可能性とその希望が作品から満ち溢れています。

もうすぐ2017年も終わりに近づいてまいりました。数あるブログの中からこちらをご覧いただいている皆様、本年もありがとうございました。お出掛けになられる方は錦山窯 新年のしつらえ展をぜひご覧いただき、作品から希望のオーラを受け取って素敵な新年をお迎えくださいませ。

錦山窯 新年のしつらえ展

■12月20日・水→26日・火
※最終日は午後4時閉場

『Christmas ART session』『迎春 茶道具展』も開催中❣

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横浜店7階 美術画廊
直通電話 045-313-7898

オンラインストアも参加してます♪
http://www.takashimaya.co.jp/shopping/sportshobby/0800001050/

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