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川久保ジョイ展、月夜の海の夢をみた。(写真) ◇会期:7月8日(水)→14日(火)

2020.07.08
神奈川県いや、いまや全国区となったヨコハマアートトリエンナーレ。
コロナ禍によって開催も危ぶまれていましたが、7月17日より無事開催されることとなりました
美術画廊では、この「ヨコハマトリエンナーレ2020 AFTERGROW光の破片をつかまえる」に先駆け、ご出品予定の川久保ジョイ氏の写真表現に注目した展覧会を 7月8日(水)より14日(火)迄の会期にて開催いたします。

川久保氏は、1979年スペイン・トレド市に生まれ、2005年筑波大学大学院人間総合科学研究科博士課程中退後、金融業界にてトレーダーとして活動。現在はアーティストとしてロンドンを中心に発表を続けられています。物語性を巧みに用い、写真、映像、香水、カクテルや建築的介入など、幅広いメディア表現にて特異的な歴史を普遍的な価値へと昇華する作品を制作されています。

初期の作品は、海などを被写体にした美しい風景写真を制作されていましたが、
ヨコハマトリエンナーレ2017では、ご自身のルーツ(トレーダー)を感じさせる、
「アトラスの壁」(みなとみらいの公示地価の推移が折れ線グラフで表されている)を
発表されました。

では早速、今展出品作品をご覧ください!



「The Waterfront#30」 Archival Pigment Print 150×190cm




「The Waterfront #31」Archival Pigment Print  96×120cm


展覧会サブタイトルにある「月夜の海の夢」ですが、松尾芭蕉の句、「蛸壺やはかなき夢を夏の月」にヒントを得ており、僅か5・7・5の17文字で宇宙の広さを感じさせるように、夏の海、そして夢、永遠に繋がる何かを感じさせる一方、儚さをも持ちあわせる日本的な詩的情緒を、独自の価値観で表現します。


“蛸壺やはかなき夢を夏の月”

1688(貞亨5)年、芭蕉45歳。「 笈の小文」で須磨を訪れた時の作とされています。
【訳】夏の月が淡く照らすこの海の底、夜が明ければとらえられる身の上とも知らない蛸が、蛸壺の中で短夜(みじかよ)のむなしい夢を結んでいることだろう。


「ヨコハマトリエンナーレ2020 AFTERGROW光の破片をつかまえる」では、タイトルを「ディオゲネスを待ちながら(Waiting for Diogenes)」と題して、映像表現を踏まえたインスタレーションで展開予定とのこと、こちらも大変楽しみですが、この高島屋での展覧会のサブタイトルを「、月夜の海の夢をみた。(, dreamed of a moonlit sea.)」としています。

実は今回の氏の発表は、「ディオゲネスを待ちながら、月夜の海の夢をみた。」と二つで一つの文章となる、という仕組みで『トリエンナーレ2020会場』『横浜高島屋美術画廊』での2箇所での連動された展示として構成されています。

2020年のこの夏にしか観ることのできない、貴重なコラボレーションを、
ぜひ会場でご覧ください!


※【Archival Pigment Print(アーカイバルピグメントプリント)】
欧米では デジタルピグメントプリントとも表記され、アートペーパーにシルクスクリーンと同様の顔料インクを使用しインクジェットにてプリントします。耐久性に優れ、現在アートの世界でも主流の印刷技法となっています。版画作品に近いクオリティの上質な仕上がりとなり、昔ながらの写真のざらつきや階調を顔料ならではの表現で質感を損なうことなく再現できる方法です。

 

この展覧会は、「ヨコハマトリエンナーレ2020応援プログラム」として登録されています。

<作家略歴>
1979    スペイン・トレド市生まれ   
2003    筑波大学人間学類心身障害学専攻卒業   
2005    筑波大学大学院人間総合科学研究科博士課程中退   
2005-2007    金融業界にてトレーダーとして活動   
2011    王余魚沢アーティスト・イン・レジデンス滞在(青森県)   
2013-2014    トーキョーワンダーサイト国内クリエイター制作交流プログラム   
2013    文化庁平成25 年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業選抜作家
            (東京藝術大学にて滞在制作)   
2014    トーキョーワンダーサイト二国間交流事業ロンドン派遣
            (ロンドン芸術大学)   
2015    Art Action UK(ロンドン)アーティスト・イン・レジデンス滞在   
2016-2017    平成27年度 ポーラ美術振興財団在外研修員(イギリス)   
            The Florence Trust Artist in Residency(ロンドン)滞在
2017-2018   文化庁平成28年度新進芸術家海外研修員(イギリス) 
現在、ロンドンと東京を拠点に活動中         
         
◇主な個展         
2018    「I/body/ghost」 Yamamoto Keiko Rochaix、 ロンドン   
2017    「200 万年の孤独、 さくらと50 万光年あまり」
            黄金町エリアマネージメントSite-A、 横浜   
2016    「Stella Maris was a name I found in a dream」
            大和日英基金ジャパン・ハウス、 ロンドン   
           「フォール」 資生堂ギャラリー、 東京 
2015    「15,700 の太陽」ソノアイダ#2、 東京   
           「二百万年の孤独」トーキョーワンダーサイト本郷、 東京 
           「To tell a (hi)story」Husk gallery、ロンドン 
2012    「Speak the Unspeakable」
                   トーキョーワンダーサイト本郷、 東京   
2009    「Between Heaven and Hell」 新宿眼科画廊、 東京   
2008    「明晰夢」 Punctum、 東京   
         
◇主なグループ展         
2019    「六本木クロッシング2019 展:つないでみる」森美術館、東京   
           「21st DOMANI・明日展」 国立新美術館、東京 
2018    Beyond Wonder -Perspectives of Utopia-」
            名古屋芸術大学アート&デザインセンター、名古屋   
          「Secession」 Hagiso、東京 
2017    「All those ends」 Arebyte Gallery、 ロンドン   
           「掛川茶エンナーレ2017」掛川市 
           「ヨコハマトリエンナーレ2017 - 島と星座とガラパゴス-」
            横浜美術館、 赤レンガ倉庫、 横浜市 
           「Summer Exhibition 2017」The Florence Trust、ロンドン 
           「ふたしかなその日」 東京藝術大学 大学美術館・陳列館、東京 
           「Linguamania」
            オクスフォード大学付属アシュモリアン博物館、 オクスフォード 
2016    「見るものが見えるものになる時」SEZON ART GALLERY、 東京   
           「第19 回岡本太郎現代芸術賞展」川崎市岡本太郎美術館、 川崎 
2015    「VOCA2015」上野の森美術館、 東京   
2014    「Tokyo Story 2014」トーキョーワンダーサイト渋谷、 東京   
2013    「Tokyo Experimental Festival 2013」
            トーキョーワンダーサイト渋谷、 東京   
           「内臓感覚」金沢21 世紀美術館(オル太x川久保ジョイ)、金沢 
           「Sovereign Art Prize 2012」 エスパス・ルイ・ヴィトン、シンガポール 
           「Landtschaft: Solitude und Katharsis」
             Shinseido Tokyo Berlin、 ベルリン 
2012    「13 の群像」銀座Canon GALLERY、 東京   
           「The scene」hpgrp GALLERY Tokyo、 東京 
           「KISS THE HEART#1」日本橋三越、 東京 
2011    「Medium」(船井美佐、川久保ジョイ二人展)
             オオシマファインアート、 東京   
           「TOKYO WONDERWALL2011」東京都現代美術館、 東京 
           「Images on twelve minds」埼玉県立近代美術館、 さいたま市 
2010    「Air」Space Womb、 ニューヨーク   
           「LANDSCHAFT V」ラディウム・レントゲンヴェルケ、 東京 
           「風景以前」新宿眼科画廊、 東京 
           「Memories of Light and Shadow」埼玉県立近代美術館、 さいたま市 
           「Tagboat DNAT」佐藤美術館、 東京 
         
◇受賞歴、助成         
2018    文化庁平成28 年度新進芸術家海外研修員(イギリス)   
2016    平成27 年度 ポーラ美術振興財団在外研修員(イギリス)   
           第10 回資生堂アート・エッグ入選 
           第19 回岡本太郎現代芸術賞入選 
2015    VOCA 展2015 大原美術館賞   
2014    平成25 年度公益財団法人現代芸術振興財団助成   
2012    ソヴリン財団アジア美術賞入選(ノミネート)   
2011    International Color Awards、 Photography Masters Cup、
             Honorable Mention、 Nominee   
           トーキョーワンダーウォール2011 入選 
         
◇レクチャー・講演         
2018    Yoi Kawakubo in conversation with Miryam Sas」
             ケンブリッジ大学英語学部、ケンブリッジ   
2014    「Art after Fukushima and Tohoku」 
            インスティテュート・オブ・コンテンポラリー・アーツ(ICA)、ロンドン   
2013    「Post 3.11: What Can Art Do? Four Years On: Art and the Disaster」
             Free Word Centre、 ロンドン   
◇パブリック・コレクション
大原美術館 、東京藝術大学 、日本政策投資銀行


#おうちで高島屋  #横浜高島屋 #川久保ジョイ #yoikawakubo

川久保 ジョイ展 、月夜の海の夢をみた。

2020年 7月 8日・水→  14日・火
※最終日は午後4時に閉会
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横浜店7階 美術画廊
直通電話 045-313-7898

オンラインストアも参加してます♪
http://www.takashimaya.co.jp/shopping/sportshobby/0800001050/
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